H−818

1999年式、型式KC−HU2MMCA改型。
この年式車の特徴は、扉配置を従来の3扉(前折戸、中引戸、後折戸)から、基幹2系統専用車で当初から採用されている2扉(前折戸、中4枚折戸)にしたことが大きな特徴となっています。
もちろん昨年(98年)より採用の『アイドリング・ストップ&スタートシステム』も採用しています。
私にとって、この98〜00年の間の一般車の外観は色々変化をしており、興味が全く尽きない状態となっています。
今回はそのちょうど変化の『過渡期』?に納車された、99年式のH−818を特集します。

公式側。
窓枠が、昨年型同様黒塗装(黒サッシ)になったのと、扉配列が中扉4枚折戸になった点が外観上の特徴です。
非公式側。
こちら側は、98年式と同じです。
前面アップ。
こちらは96年式からの外観と全く同じです。
なお、この99年式からは登録ナンバーが『名古屋22 か』から、『名古屋200 か』になっています。
後日、H−823に乗ったら、たまたまH−818の時と同じ運転手氏だったので、エンジンを撮らせて頂きました。
日野車の2ステップ車には、テープ車の時からこの『M−10U』型のエンジンが搭載されています。
スペックは、排気量9870cc、230PSです。
この年式の特徴の中扉。
私自身は住んでいる場所柄、よく基幹2を利用していたので、見慣れてはいましたが・・・一般色にこのドアは初めすごい違和感があったのを覚えています(笑)
中扉ステップ拡大。
基幹2系統専用車と同じ作りです。
車内から見たところ。
既にお気づきかも知れませんが、この扉中央のポール・・・実は写真左手にズレて設置されているんです。
もし、車椅子の利用者が居た場合に、通過を容易にする為だと思いますが・・・ノンステップ車が大量に走っている今日では、あまり成果を発揮していないかな??
余談ですが、2000年式H−824は右オフセットになっています。
車内前部。
案内表示機や前幕覗き窓の位置、車号表記など、従来の仕様を踏破しています。
車内前部より後方を見てみます。
このシート配列はこの99年式と2000年式のみです。
あと、99年から採用の、扉付近のポールに巻く樹脂の色を、目立つ黄色のする対処もなされています。
これも『バリアフリー』対策なのだそうです。
中扉より後方を拡大。
後扉が無い為、1脚分座席が増えて見た目すっきりしています。
中扉すぐ後ろの座席。
後扉が無くなって、シートピッチに余裕が出来たのか、車内で一番ゆったりとした座席になっています。
後部公式側。
後ろから1つ目の一人掛け座席の場所が、後扉の位置です。
そして、相変わらず広い(いすゞ車には負ける?)最後部非公式側の座席。
優先席。
中扉前に設置されていますが、98年式より真ん中の肘掛がなくなっています。
基幹バス専用車は、確か同期の車(KH−53〜KH−61)にも肘掛が付いていたような・・・??

バリアフリー対策その2。
ベンチシートも92年後期型から採用の一体形状。
固定金具は座席の下です。
最前部座席。
ここのピッチはテレビ車になってから変わりありません。
運転席。
日野車はこの年式からハンドルの形状が変更され、中央のホーンボタン内にエアバックを装着出来るようになっています(実際には装着されていないらしい・・・/汗)
個人的には好きなハンドル・・・『回しにくくてあまり好きでない』と言う運転手が多いらしいです・・・。
ちなみに、この日の運転手氏も『好きでない』派でした(苦笑)
インパネ拡大。
96年式から採用のものです。
右側操作盤。
配列は、日野車共通です。
足廻り拡大。
アクセルが立っているので踏み込みやすく、またブレーキも『ゴクン!』という日野独特の衝撃はありますが、流れる感じは無いです。
走りっぷりは、98年式からギア比を変えてエンジンの回転を落としているので、引っ張って走っても97年以前の車に比べ、エンジンの唸りが低いです。
お陰でトルクが太くなり、西城や天満通2の上りでは4速でも加速して登っていきます。
シフトレバー拡大。
まだ4年しか経っていないので、新車の時のザラザラ感が残っています。
サイドブレーキも一般車共通のワイヤ式です。


最後に、ご協力頂いた運転手の方に、この場を借りてお礼申し上げます。

写真は、表記以外すべて猪子石団地転回場にて、許可を得て撮影。

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