MH−35


2000年型、型式KK−RR1JJGA型。
大森在籍の中型日野(MH)車の中では最も最新型の1台で、2ステップ中型車の最終年式です。

公式側と非公式側の外観。
外観上の特徴は、2000年式以降特有の前部一体化幕になった点。
その他は、既存のMH車(MH−22以降)となんら変化は見られません。
アイドリングストップ&スタートシステム(アイスト)も標準装備。
ちなみに、市バス中型・小型車は、年式に関係なく『メトロ窓』で増備されているのが特徴で、このMH−35も、同期のH−824などは『黒サッシ』なのに対し、異彩を放っています。
車内の様子。
こちらも、シートカバーが無い座席や床の敷物、出入り口付近のポールが黄色の樹脂で巻かれている・・・等々、MH−22以降の車内デザインでまとまっています。
後部の拡大。
MH車の一つの特徴として、前から最後部座席まで、床に段差が無いことです。
さり気無くバリアフリー対策??
そのバリアフリー対策の一つ、車椅子スペース。
93年初導入のグレードアップ車(通称テレビ車/笑)以降の車では標準装備となっています。
車内前部の案内表示器。
こちらも93年式以降の標準装備。
余談になりますが、この2000年式MHだけ、前幕のぞき窓の形状が一体形状になっています。
皆さんは気付かれましたか?
自動放送装置。
この年式から機種が新型になり、容量が増えたのか、アイスト時にメロディが鳴るような仕掛けになっています。
もっとも、眠くなるような曲調なので(大森のアイストメロディは2001年以降の新曲です)、昼間乗車時はご注意を・・・(笑)
運転席。
大型車に比べると、多少窮屈に出来ています。

車体幅が狭いので、やむを得ないと言えばそれまでですが・・・。
ハンドルは、大型車は99年式からこの形状ですが、MH車はこの2000年式だけです。
ダッシュ板のアップ。
大型車のダッシュ板とデザインが同じ
です。
ただ、回転計の目盛が違います。
大型は2.5からレッドゾーンですが、
MH車は3からレッドゾーンです。
変速レバー。
他のMH車同様、5速MTが標準。
ただ、走りっぷりを見ていると、6速まであってもいいと思うのですが・・・。
アクセル廻り。
クラッチ、ブレーキの調子はいいのですが・・・アクセルペダルがクタンクタンで、踏みすぎると『飛び出すように』発進するそうです(汗)
3速発進がお勧め・・・とは運転手氏談。


・・・実は、この年式からエンジンが新型になっていて、既存のMHよりもよく走るのだそうです。

性格はジャジャ馬?
サイドブレーキ。
貸し切りバスによく見られた『フルエア式』で、確実に掛かる事から信頼性は◎。
このフルエア式サイドブレーキは、2000年式日野車ではこのMH−35と同期の34だけです。

2001年以降のNH車には形を変えて標準装備されてます。
おまけ。

一本幕なので、営業入庫の際には『大森車庫』と表示します(笑)


最後に、ご協力頂いた運転手の方に、この場を借りてお礼申し上げます。

写真はすべて新守山駅にて許可を得て撮影。

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