NH−6

その2:車内編

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車内前部。
このあたりのつくりは、どの日野車に乗っても同じです。
ただ・・・ノンステップ車なので、見上げるようなアングルになっています・・・(苦笑)
車内前部より、後方を見てみます。
従来導入の市バスより、ホイルベースを延ばしたいわゆる『長尺車』(一般車は『中間尺』)で、異様に遠い最後部座席が特徴です。
基本的な室内デザインは、座席柄が『ノンステップ仕様』な以外は、基本的に98年度車以降を踏破しています。
車内左側のシート。
中扉付近まで、すべてベンチシートで構成されています。
確か昔のバス(HR−444とか・・・)が、非公式側だけベンチシートでしたね・・・。
バリアフリー対策の車なので、車椅子スペースは2台ぶんを確保しています。
跳ね上げ構造は、一般車と同じです。
中扉付近より、後方を拡大。
後輪の上の部分が何か変・・・?
実は、後輪の上の部分は、向かい合わせシートになっているのです。
タイヤハウスが出っ張っているため、このようなシート配列になってしまったのですが・・・やはり乗客からはイマイチ不評だったようで、翌年増備のNH−7〜30など他メーカの車も、前向きに改良されています。
ドア側にも向かい合わせシートを装備。
ただ、最後部座席と向かい合わせシートのピッチは、さすが一般車より広く、向かい側に誰も座っていないと、かなりゆったり座れます。
前方右側のシート。
こちらもベンチシートなのですが、3・2人と仕切りを入れて、仕切り部にポールを立てています。
これもバリアフリー対策・・・。
前輪タイヤハウスは、床の低さも相まって、かなり大きく見えます・・・。
この上の座席後部には、デッドスペースがあるのですが、荷物置きにしている人も結構いるみたいです・・・。
やっぱり荷物置き用なんでしょうか??
非公式側最前部座席。
床が低いので、段を2段上がらなければなりません・・・。
公式側最前部座席。
こちらも段を上がりますが、床より高いので前方展望は良です。
ただ、一般車に比べ、足元が狭いのが少々難点です。
見ればわかると思いますが、料金箱です。
設置してある場所には問題ないのですが・・・高さが一般車より高く据え付けられています。
理由は、運転席が一般車と同じ高さにある為、運転手氏の機器操作に難がある為だと思うのですが・・・。
結局、高くする訳にもゆかず床に据え付ける訳にもゆかず、このような中途半端な位置になっています・・・(苦笑)
その運転席拡大。
ダッシュ板廻りは同期一般車と共通ですが、変速がAT化され、シフトレバーの代わりにセレクトボタンが付いています。
あと、入り口から車椅子のままで乗車できる設計になっているため(市バスは料金箱がある為不可能)、運転席自体が右にオフセットされています。
その影響で、ダッシュ板右側にあったテレビ(笑)がダイヤ板の前に移設されています。
ダッシュ板拡大。
MTでないので、シフトポジション表示がない以外は、基本的にH−713以降と同一仕様です。
足廻り拡大。
AT車である為、クラッチがありません。
代わりにある青いペダルは、アイドリングストップ復帰用のペダルで、エンジンが自動停止しした場合にこれを踏むと、エンジンが再始動します。
ブレーキの調子はマアマアのようです・・・。
アクセルは立っていますが、ATの為加速に踏ん張りがきかず、『どろぉ〜〜』とした加速が、日野低床車の特徴で、満員乗車で淑徳大の上り坂に差し掛かると、途端に失速し、喘ぎながら登っていきます・・・(苦笑)
ただ、スピードに乗ってくると、だんだん伸びてきて、途端に加速が良くなるという特性を持っています。
余談ですが、運転席が右に寄っている為、『いつもの感覚で走っていると、いつの間にか左いっぱいいっぱいで走っている事がある・・・』と運転手氏段。
長いホイルベースと相まって、運転は大変のようです・・・。
左からテレビ、ATセレクトボタン、フルエア式サイドブレーキ。
中央上にはテレビの操作盤と、一般車に比べるとやたらと忙しいダッシュ板左側。
右側操作盤。
座席も右に寄っているので、MHのようです。
機器配置は一般車と同じ。
運転席の位置は、一般車に比べるとやや低めで、上方の空間が、一般車より広いです。

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最後に、撮影にご協力頂いた運転手氏に、この場を借りてお礼申し上げます。

写真はすべて本郷・猪高緑地・大森霞ヶ丘にて、許可を得て撮影。

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