NS−80

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その2 車内編

続いて車内を見てみます。
まず前部から。
方向幕がLEDなので、CNGエルガ(NS−21〜30)と同じです。
今回の新車から『国土交通省標準仕様』が変わり、握り棒が見やすく目立つオレンジ色になり、床色も濃いグレーに変更されました。
そのため、今までに無い異様な違和感が・・・。
中扉より後部。
基本的にエルガAタイプを踏破しているため、中扉以後に段差があります。
『段差に注意』の表示もステップに表示されています。
ただ、上を見て通ると見落としそうですがw
そして、何といってもこのゆったりとした後部空間がこのPJエルガの特徴となっています。
幕エルガでは4列しかなかった座席も5列に増えて、着席定員がUPしています。
最後部座席。
シートピッチがちょっと狭めなのは御愛嬌?
中扉ステップ。
ノンステなので当然段差がありませんが、NN車と同じく引戸を採用しているので、センサーゾーン(黄色の部分)が狭め。
2005年車から、降車ボタンもモデルチェンジになりました。
コレも『国交省標準仕様』で、ノンステップエリアのポールに付いている降車ボタンは、床面からの高さがすべて1500mm(だったはず)に統一されています。
2005年度の新車から、車椅子スペースの座席配置が従来のベンチシートから前向き1人掛けに改められました。
コレも、『国交省標準仕様』。
その座席を2つ収納すると、車椅子1台分のスペースができます。
ちなみにこの場所は、ベビーカー固定専用場所にもなっています。
その反対側は、従来どおり優先席です。
2006年2月から、交通局全体で優先席を増設しているので、このバスも優先席は4席装備。
マークも、2月よりリニューアル。
優先席は、従来どおりベンチシート。
最前部座席と優先席の前にある、謎の箱。
中身は車椅子固定金具でした。
その反対側にも箱が・・・。
こちらはプレヒータ本体。
冬に暖房に使います。
最前部座席は左右共に1脚ずつ。
ステップは左右共に2段。
前扉はグライドスライドなので、センサーゾーンは広め。
滑り止めのマットも装備。
その前扉の前にコーションプレートが貼ってあります。
日野といすずが合体した『J BUS』で作られた証。
ブルリUになったら、『ISUZU』が『HINO』になるのか・・・。
前扉の握りまでオレンジに塗装されています。
やっぱ銀色じゃないと違和感が・・・。
前扉の上部に何やら謎の配線が・・・。。
実は2005年度車から、前扉ガラスの曇り対策として、ガラスに熱線がはいっているのです。
よ〜〜く目を凝らしてみると、このように〜模様が見えるかと思います。
でも、入口でじーっと見ていると、バスが発車できませんのでやめましょうw
運転席上部には、その1でも述べたインターホンの車内スピーカが付いています。
扉が開くと、自動的にスイッチが入ります。
合成音声放送装置。
2000年車以降に装備されている『アイストメロディ』も装備。
その下にある、バスロケ用無線端末機。
無線機は、運転席背面に装備しています。
棒マイクが廃止になったので、この辺りがすっきりしていますね。
運転席。
基本的に幕エルガと変わらず。
変わった点とすれば、昨年より装備の液晶モニターくらいでしょうか。
バックアイも装備。
インパネ拡大。
この辺も変化なし。
ただ、キリ番車(0の付く車)なので、速度計の裏にタコグラフが装着されています・・・が、名古屋市バスでは記録を取っていません。
インパネ左側。
左からダイヤ板入れ、LED行先表示制御盤、降車ブザとそのリセット釦。
そして、昨年のNNに引き続き装備された液晶モニタ。
昼間でも見やすい!
このPJエルガから、トランスミッションが昨年までの『ZF』製からアイシン精機の『GMアリソン』製に変わりました。
ZF製ATで気になった変速ショックがほぼ皆無で、滑るように加速していきます。
さらに、『POWER』モードもあるそうで、使うと『緑地の坂(by幹本郷1)でも加速する!』そうです。
右側操作盤。
NMSと似た配列になっています。
足廻り。
走りっぷりは運転手氏が『このバスええわ〜』とベタ惚れするほど。
乗って実感してみて下さい。
(○○○○の泉風に・・・)
そしてNMSと同じくいすずの伝統が、ちゃんとPJエルガになっても受け継がれています。

御協力頂きました運転手氏には、この場を借りてお礼申し上げます。

写真はすべて千種駅前、砂田橋転回場にて許可を得て作者が撮影。

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