S−387
その2 車内編

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車内前部の案内表示器付近。
フロントガラスのセンターピラーが無い以外は、日野車に似ています。
車内前部より後方を見てみます。
メーカー問わず、車内雰囲気は日野車同期のH−605辺りと同じです。
座席も全く同じです(市バス共通指定部品ですね)。
中ドアより後部を拡大。
シート配列も、一般車ではどのメーカーも基本的に同じみたいです。
最後部拡大。
日野車の同部分より、段差が低いです。
最後部右側座席。
後ドアの間口が狭いからか、ゆったりしています・・・ただ前に握り棒があって、ゆったり座るには少々難あり??
最後部左側座席。
日野車と同じくらいゆったりしています。
優先席の位置も、その他のメーカーと同じ位置に設けられています。
車椅子スペース兼ベンチシート。
92年前期式までのこの座席は、現在のものと少しタイプが違います。

実は1脚ずつ跳ね上がるんです。
なぜこのような形状なのか真相は不明ですが、これではセッティングが大変そうです。
現在の一体形状のほうがいいですね。
すべて跳ね上げた状態。
1脚ずつに取っ手が付いています。
ちなみに固定金具類は、一つ前の座席の下に見える、黄色い箱の中に収納されています。
運転台。
『ハンドルが、日野車に比べるとやや持ちにくいが、NMSに比べると少し軽い』そうです・・・。
足回りは、『横揺れが少ないし、クッションもしっかりしていて、窪みを通っても縦の振動が少ない』・・・そうです。
運転手氏談。
確かにH−602などに比べると、はるかに乗り心地がいいです。
インパネ拡大。
S−466まで採用のもので、日野車と同じくエンジン回転計が無かったりします。
あと『シフトポジション表示が見にくい』そうです。
エア圧力計(速度計の左)の下の小さい表示がシフトポジション表示です。
V8車になってからは、インパネが変更され、シフトポジション表示もデジタル表示になっています。
アクセル廻り。
H−602などに比べ、アクセルが立っているので、『足が疲れなくていい』そうです。
ブレーキも日野車に比べ、『ゴクン!』という衝撃はあまり無いです。(ふそう車と同じ)
ただ走りっぷりは・・・年季のせいか、天満通2の上り坂で4速に入れると途端に失速します(爆汗)
しかし、少々の上り坂だと4速で粘って走れるので、シフトダウンしなくても登り切ります。
この辺も『いすゞの伝統だわ』と運転手氏。
基本的にトルクは太いのだと思います。
運転席横の操作盤。
やはり配列がいすゞ独自で、探すのに大変そうです。
川崎ボディの拘りその4。
運転席仕切りなのですが、他の3メーカ(日野・ふそう・日デ)は、引き上げると内側または外側に開きますが、このいすゞボディのこの部分だけは、何故かピン止めになっていて(他の3メーカにも止めピンは付いていますが、常時外しておけます)、このピンを引きながら開かないといけないという仕掛けになっています。
おまけに、内側には少ししか開かないという厄介なもの・・・。
エルガにもきちんと伝承されています・・・(T)
シフトレバー。
フィンガータイプで操作性は抜群・・・だと良いのですが、日野車より応答性が悪いらしく、運転手氏も『たまに受け付けん時がある』と言っていました。
クラッチの感じも『まあまあ』らしく、ちゃんと入らないと『ツッ・・・コヵ』という音が、『ギャ〜〜〜〜コヵ』という音になってしまいます・・・(笑)
サイドブレーキ。
日野車でこの角度だと引いていない状態ですが、いすゞ車はこれで目一杯引いてあります。
下ろすと45°程下に下がります。

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最後に、撮影にご協力頂いた運転手氏に、この場を借りてお礼申し上げます。

写真は猪子石団地転回場(T)、千種駅前ターミナル(C)表記以外全て汁谷東転回場にて、それぞれ許可を得て撮影。

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